MC column

上質の旅が与えてくれるもの

update:2008.4.15

土地の美味しさを味わう朝市

観光地での楽しみに朝市があります。早朝から採れたての野菜や地元の人の手作り総菜などが並ぶ市は、旬の味やその土地の家庭料理に接することのできる貴重な機会にもなっています。スーパーや食料品店などで、作り手の写真が貼られているような「生産者表示」の農作物を見かけることが増えましたが、朝市ではその必要もありません。多くの場合、売っている人が作った人、料理した人なのですから。
賞味期限や原産地表示を気にせず食べられるというのは、ある意味で贅沢なことなのかもしれません。早起きしても出かけるだけの価値があります。
最近では、わざわざ遠くまで旅行をしなくても、そういった朝市が楽しめる場所が増えています。「手作り朝市」とでも呼びたいイベントが、身近な町で開かれているのです。

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西荻窪「こけし屋朝市」。地元だけでなく東京中から人が集まります。

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「お早う市」や「ニチニチ日曜市」に出店しているエバジャム。日本中にファンがいるのに、市でしか買えないジャムです。

早起きするから出合える品も

吉祥寺にあるアンティーク雑貨と家具の店「QUEEN’S HOTEL antiques」が、偶数月の第2土・日曜に開催している「お早う市」もそんな朝市のひとつ。朝8時から11時までの3時間だけのイベントですが、口コミで東京中から訪れる女性が多いという人気の朝市。この市ではアンティーク雑貨だけでなく、手作りの食材も並びます。
「お早う市」の常連でもある「アムプリン」というプリン専門店は店舗を持たず、日によって国立や吉祥寺といった町のいろいろな場所で販売しているという一風変わった店。また、国立の「ニチニチ日曜市」で売られているオーガニックジャムは、以前からネット販売で人気のあった「エバジャム」のジャムです。ネットでの注文が多くなり、丁寧に作れなくなるという理由で朝市でしか手に入らなくなりました。朝市には、ほかにも玄米ワッフルやベーグルなど、地元では「知る人ぞ知る」といった食材が並び、散歩がてらにそぞろ歩いたり、朝食がわりに食べながら雑貨を選んだり、と楽しい時間が過ごせます。

週末の楽しみがまたひとつ

西荻窪では「こけし屋」というフランス料理店が中心となって、毎月第二日曜に朝市が開かれます。レストラン特製の朝食が店頭で売られ、それをほおばりながら買い物を楽しむ人たち。フリーマーケットと朝市が一緒になったようなこのイベントを楽しみにしている人が多いようです。
正統派の朝市もあります。「西国分寺レガ朝市」は、ショッピングセンター「レガ」の通路に沿って季節の野菜が並びます。こちらも開催は月1回。もう10年の歴史があり、最近では周辺のスーパーも市に合わせて野菜を並べるようになりました。また茗荷谷でも「茗荷谷駅日曜朝市」の名前で、毎週野菜や生花、お茶や食品の店が並びます。こんな朝市がいま東京では10カ所近く開催されています。いずれも月1回や2カ月に1回の開催ですが、このテンポだから長続きするのかもしれません。週末の朝、散歩を兼ねて、手作り朝市を訪ねてみませんか?

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「こけし屋朝市」には産直品もあれば手作りの食材も並びます。品物を眺めていると時間がたつのを忘れます。

関連リンク

http://www.kokeshiya.com/

西荻窪にある「こけし屋」はフランス料理店。この店が主催する朝市は、町でおなじみのイベントとして定着しています。

http://www.chikyumaru.co.jp/mag_detail/07-16489-11/

「ニチニチ日曜市」を紹介した雑誌「天然生活」。朝市の情報はホームページで告知されていないことも多いので、雑誌などをチェックして。

http://www.h2.dion.ne.jp/~asaichi/index.html

茗荷谷駅「日曜朝市」は、町の商店街が始めた朝市。徐々に知られるようになってきました。

http://www.asahi-net.or.jp/~IH2H-STU/sancyokukai/sancyokukai.html

国分寺の野菜産直会の情報。「西国分寺レガ朝市」にも参加しています。

このコラムについてのお問い合わせ info@mcstyle.com まで。

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