|
|
ランドスケープ担当のKは多摩川を「居住者の庭」として考えることにしました。赤ちゃんからお年寄りまで、だれもが多摩川を楽しむことができる。そんな環境をつくりたい。Kの提案したひとつの答えが「スーパー堤防」でした。スーパー堤防とは国土交通省との共同事業により、治水だけでなく、水と緑の潤いあるランドスケープを誕生させる高規格堤防のことで、川までを「バリアフリー」にすることができます。具体的には堤防の頂点から約3%の勾配で盛り土をします。これによって、だれもが多摩川へ、緩やかな斜面を通って、スムーズにアプローチできるようになりました。堤防から川側にかけては、国土交通省によってスロープが設けられました。これで川岸までのバリアフリーが完成したのです。
そんな堤防のシンボルになったのが、頂きに移植された桜並木です。従来堤防下にあったものが、THE RIVER PLACE着工を機に植え替えられたもの。この桜並木へと融合する、THE RIVER PLACEのガーデン。スーパー堤防の緩やかな傾斜の中、徐々にせり上がる庭園の向こうに桜が咲き、その向こうに多摩川が流れる。住居からも、とびきりの眺めが完成しました。「多摩川が住む人の庭なんですよ」 そう言えるランドスケープの完成に、Kは心からの満足を覚えました。
|
|
|
|