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100年どころか、10年でも人は変わってゆきます。30代にはお気に入りだったモダンなデザイン家具も、40代には冷たさが気になるかも知れません。年齢による嗜好の変化。これに対応させることもTHE RIVER PLACEのテーマでした。
THE RIVER PLACEの概要が決まったころ、この話題がテーマとなったことがあります。
「多くの人が暮らす場所には、多様性があるべきだ」……これはつまり、すべての人がTHE RIVER PLACE内にお気に入りの場所を見つけることができるよう、なんらかの工夫をしようという提案でした。
しかし住む人たちは年齢も趣味も雑多です。できるだけ多様性を持たせる必要がありました。ここでTらはいくつもの「あなたが、あなたらしく過ごす場所」を想定して、ライフスタイルの提案をおこないました。
リビングが生活の中心となるファミリーもあるでしょう。眺めの良さもひとつの条件です。また散歩の途中で立ち寄る木陰、高台の眺めのいい場所、周りを灌木にかこまれたベンチ……。その答えはいろいろです。
ほんの小さな、ほっとする場所を、たくさん作ろう。Tたちは9割方できあがったTHE RIVER PLACEのプランに、小さな色付けを加え始めたのです。
庭先のくつろげるベンチ、雑木林の一画、共用施設に配された水景や花壇といった場所。その場所が好きになる、小さなポイントがあればいいのです。
「住む人々があらゆるシーンを感じられる多様性の創出」……Tはこのプランを、企画書にはこう表現しました。「だれもが、大好きな場所が見つけられる住まいでありたい」という思いを形にしたまでです。
そのプランは設計図だけでなく、THE RIVER PLACEの完成をシミュレーションしたCGにも盛り込まれました。
見慣れた集合住宅の完成予想CG。それが妙にホッとする映像になった気がする。そう思ったのは、Tばかりではなかったようです。
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